Vol.19<理想の弁理士像・その1>|静岡浜松 居藤特許事務所 新着情報
2012/02/17
Vol.19<理想の弁理士像・その1>
弊所のような事務所でも、たまに弁理士志望者の方が採用を希望して来られます。
私としましては、よい方がいらっしゃればいつでも採用させて頂きたいと考えております。
採用させて頂く際には、必ず、「どのような弁理士になりたいか」または「弁理士はどうあるべきか」という「理想の弁理士像」をお伺いしております。
このような質問をさせて頂くと、大抵の方は、「広い権利を取れる弁理士」と異口同音に仰います。
確かに、広い権利を取得できる能力は弁理士にとって不可欠なスキルだと思います。
しかし、私は、これが最も重要だとは思えません。
なぜなら、私は、こちらから提案したことはあっても、クライアントの方から「広い権利をお願いします」と頼まれたことは一度もありません。
私は、弁理士には「広い権利を取る」ことよりも求められていることがあると考えています。
ちなみに、上記質問に続けて、「では、どうすれば広い権利を取得できますか」とお尋ねすると、明確にお答えになる方はあまりいらっしゃいません。