Vol.76<アップルVSサムスンで少々思うこと>|静岡浜松 居藤特許事務所 新着情報
2013/04/08
Vol.76<アップルVSサムスンで少々思うこと>
今や知財関係者以外でも広く知らている「アップルVSサムスン」の知財訴訟。
この両者の争いは、一国に留まらず世界を舞台に繰り広げられています。
この両者の争いで驚いたことは、「サムスンにとってアップルは顧客だ」ということです。
「知財訴訟において顧客を訴える」ということは極めて稀だと思います。
それを今回敢えてサムスンは行ったのです。
当然、当事者にしか分からない背景はあると思います。
しかし、「顧客を訴える」という事実は、知財業界を超えて世間に大きなインパクトを与え、
今後新たな知財の活用法の一つの手法(選択肢)としてスタンダード化していくかもしれないと思いました。
そう考えると、今後は、特許権などの権利も「顧客を訴える」ことをまじめに想定して権利取得していかなければならないかもしれませんね。