2013年9月アーカイブ

大好評放映中のドラマ『半沢直樹』、私も見ております。

先週第9回では、半沢は、金融庁に見られては困る疎開資料を地下機械室に隠します。

この地下機械室、実は建物の図面に載っていない部屋で外部の人間が知る由がないことに半沢が着目したものです。

我々弁理士が、発明をインタビューする際、図面を見せて戴くことが少なくありません。

実は、この図面も、実際の製品や商品の7〜8割程度の情報しか表現されていません。

つまり、図面は、実際の製品や商品の2〜3割の情報が欠けているのです。

理由は、図面に載せる必要がない、載せたくない、載せたいけど載せられない、無意識に載せてない、などです。

私が、現場・現物主義に拘りたいのは、図面に載っていない2〜3割の情報を知りたいからです。

電話やメールなどの通信手段だけで発明を把握できる案件もありますが、

私に相談される案件には図面だけでは特許性が見いだせないものが少なくないのです。

昨日の案件も正にそうで、現物なしでは決して気が付かないトコロに着目することができました。

そして、今日もまた、隠れた『疎開発明』を探しに出かけます。

私の場合、『疎開発明』を見つけても『倍返し』されることはありませんので、安心ですネ!

「赤電」って何だ?

と思われた方、浜松人ではないですね。

「赤電」とは、赤字電鉄ではなくて、

赤い車両で運行する浜松市民の足「遠州鉄道」(通称:遠鉄電車)のことです。

浜松人は、親しみを込めて「あかでん」と呼んでいます。

私も、浜松に住み始めた20数年前から、浜松の方に倣って「あかでん」と呼んでいます。

この赤電が、去年の11月に八幡駅−上島駅間で高架化されました。

私は、高架化後、まだ一度も乗ったことはありません(赤電ゴメンナサイ)。

でも、毎朝感謝しております。

 

KIMG0298.JPG


↑何が有難いか、お分かりになりますか?

そうです、毎朝、通勤路に沿って延々とを与えてくれるのです。

お陰で真夏の暑い朝でもエアコンは「最弱」でOK!快適通勤です(これがホントの”おかげさま”!?)。

でも、冬はどうしよう...

今日、特許庁から4件の登録査定が届きました。

いずれも商標です。

今年の3月ごろの商標出願が多かったので、まとめて審査結果が出てきているようです。

いずれの案件も、一旦は拒絶を受けていたので一安心です。

審査官に勝った!!と、威勢の良い弁理士もいるようですが、

私はいつも、今回も理解して戴けて良かった、とホッとしております

今日はこれから、かなり遠方から発明相談にいらっしゃいます。

なんでも、うちのHPを見て相談したくなったとのことです。

浜松にたどり着くまでに何軒もの特許事務所があるのに本当に有難いことです。

フワフワしてないで、気を引き締めて今日も(おそらく)爆笑相談です。

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