2014年5月アーカイブ

我々弁理士は、弁理士登録をすると5年毎に70単位(1時間1単位)の研修を受けなければならないことに加えて、

5年毎に集合倫理研修(5時間)を受けなければなりません。

これが、結構+かなり+相当大変です。

倫理研修は、一言でいえば、「弁理士としの道徳授業」です。

私は、前回の集合倫理研修から早5年経過したので今年が5年ぶりの研修年です。

ということで、先週、集合倫理研修を受けてきました。

お陰様で、

先週まで最も倫理が希薄だった弁理士が、最も倫理に溢れた弁理士にリニューアルしました。

これから日ごとに倫理がまた希薄になっていってしまうので、

倫理に溢れた弁理士をご希望の方はお早めにどうぞ!

私も見てます。TBS系ドラマ『ルーズヴルト・ゲーム』

前回までの放送では、主人公が社長を務める青島製作所が、

ライバル企業の実用新案によって窮地に追い込まれながらも

特許に裏付けられた自社の技術力で起死回生を図るところまでが描かれております。

特許や実用新案に代表される知的財産権(知的財産に権利が与えられたもの)は、

剣にも楯にもなるようです。

しかし、このような知的財産権もただ漫然と取得しても、また取得し続けても

剣にも楯にもならず、ただの不良債権にしかなりません

つまり、知的財産権は、

何の目的で何についてどのうように取得し、さらに取得し続けていくかが重要です。

一例を挙げれば、

開発者から提案のあった技術だけを権利化するだけでは、本当に会社に必要な権利が取得できているとは限りません。

他社(ライバルだけではありませんよ!)を意識して、他社が歯ぎしりしたくなるような権利を取得し続けたいものですね。

この度、弊所事務員Kが『知的財産管理検定2級』に合格しました!

事務員Kは、弊所から皆さまに事務連絡をさせて戴いている事務員のうちの一人で、

弊所とお付き合いのある方はすぐに誰だか分かるかと思います。

全くの素人から入所1年での2級合格はナカナカです。

今なら2級合格のための有効な秘訣を持っていると思いますので、知財検定2級に興味ある方はお問合せ下さい。

また、知財検定2級の知識レベルを試したい方も是非どうぞ!

色々意地悪な質問を投げ掛けてみてください。

こんなこと、勝手に言ってていいのかナ...

↓これは、先日外食先で見つけたスグレモノです。

KIMG0391.JPG

爪楊枝の先端部分が緑色に着色されていますね。

別に、私の血が付いたわけではありません。

新品です。

では、なぜでしょう?

先端部分を明確にするため?

実は、この爪楊枝を使用すると、なんと、ミントの味がします!

これがナカナカの清涼感です。

職業柄か、店内ですぐに特許検索してしまいましたが、かなり古いアイデアで特許はないようです。

しかし、私が確認した先願公報には、爪楊枝の先端部分を着色するところまでは記載されていませんでした。

とすれば、爪楊枝の先端部分に味付け+着色するというアイデアであれば特許が取れたかもしれません。

この場合、爪楊枝の先端部分を単に着色した、というだけでは特許は難しいと思いますので、出願にはひと工夫がいります。

この辺りの工夫は、日々鍛えておりますので少々自信があります。

また、特許に加えて意匠で出願すればかなり強力な権利が取得できるかもしれませんね。

でも、これは正にフツーにご飯が食べられない病ですね...

カテゴリ

月別 アーカイブ

ウェブページ

Powered by Movable Type 4.261

このアーカイブについて

このページには、2014年5月に書かれたブログ記事が新しい順に公開されています。

前のアーカイブは2014年4月です。

次のアーカイブは2014年6月です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。