Vol.156<ビジネスモデルを守る(前編)>|静岡浜松 居藤特許事務所 新着情報
2014/10/02
Vol.156<ビジネスモデルを守る(前編)>
新しい商売の手法や形態を思い付いたので特許を取得したい、と相談されることがポツポツあります。
いわゆる”ビジネスモデル特許”ですね。
しかし、ビジネスモデルは、人間が決めた「単なる取り決め」に過ぎないので特許を取ることはできません。
特許が守ろうとしているのは、「技術的なカラクリ」であって「人間が決めたルール」ではないのです。
ただ、新たなビジネスモデルをハードウエア資源を用いて具体的に実現していれば、特許を取得できる余地があります。
つまり、「新たな商売を実現するコンピュータシステム」という感じでしょうか。
それでは、コンピュータを用いない新たな商売の手法や形態は、どう守るのか?
”完璧”ではないですが、守り得る方法があります。
次回「後編」で考えてみたいと思います。