2012年1月アーカイブ

タイトルが少々オーバーですね。

昨日、静岡県庁の「社会部記者室」(所謂「記者クラブ」ですね)で記者会見を行ってきました。

記者会見の目的は、このHPでもご案内しております「無料合同相談会」(静岡県士業種連絡交流会主催)の開催の周知と相談会当日の取材の依頼です。

他にブログネタがありませんので、昨日行なった記者会見の様子を少しお話ししますと、

静岡県庁内の記者クラブは、県庁東館の10階に勝手に入って良いかためらわれる扉の向こうにあります。

部屋の中には、中央に20人掛け程度の長テーブルが置いてあり、その周囲にマスコミ各社のブースが其々仕切られた状態で並んで設けられています。

会見時間になると、各ブースから記者の方が出てこられて先ほどの長テーブルで会見が行われます。

マスコミ各社の会見への参加は自由のようで、昨日は10社程度のマスコミの方に参加頂きました。

会見は、こちら側から「無料合同相談会」の趣旨や実施要領の一通りの説明をした後、記者の方からの質問に応じるという流れで進みます。

記者の方が質問される際には、「〇〇社の△△です」と名乗ってから質問されます。

何分にも初体験で少々緊張しましたが、何事も一度経験してみることが大事ですね

良い経験をさせて頂きました。

昨日の記者会見の記事は、早くも今日の朝刊(静岡新聞)に掲載されておりましたので、興味ある方は是非ご覧ください。

掲載頂きましたマスコミ各社様には、お礼申し上げます。ありがとうございました。

特許の審査過程では、特許請求の範囲(所謂「クレーム」ですね)を減縮補正する、正確には「しなければならない」場合が少なからずあります。

一般的に、クレームを減縮補正する理由は、他に同じような技術が既に存在しているという拒絶理由(所謂「新規性なし」、「進歩性なし」ですね)に対して、このような従来技術を含まないような権利範囲にするためです。

しかし、拒絶理由回避以外の理由で減縮補正する場合もいくつかあります。

その一つが、ライセンスです。

ライセンスは、自分の権利を他人に貸すことですが、ライセンスにおいても権利範囲はできるだけ広い方が良いというのが一般的な理解です。

でも、狭い方が良い場合もあるのです。

例えば、権利の安定性(つまり、潰れ難くする)を重視したい場合や、ライセンスの範囲を意図的に限定したい場合(もっと正確に言えば、強制的に狭くしたい場合)など...

特許は、目的に応じた内容で取りたいですね。←「目的」は、出願時、公開時、審査時で変わってしまうことがあります!

権利範囲の設定に不安がある方は、是非、弁理士・居藤にご相談下さい。

権利範囲を無意味に広く設定し過ぎると、後々自分の首を絞めることもありますから、ご注意を!!

特許は、その創作物の「技術」に着目して技術の新しさによって権利付与の可否が判断されます。

一方、意匠は、その創作物のデザインに着目してデザインの新しさによって権利付与の可否が判断されます。

したがって、その創作物に技術としての新しさがなくても、デザインとしての新しさがある場合には、意匠権の取得をお勧めすることがあるのです。

例えば、デジカメのシャッタースイッチの上面に滑り止めとしての溝を設けた場合、それだけで特許を取得することは困難と思いますが、意匠であれば権利取得も可能です。

つまり、何か新しものを創作された場合、技術的観点からのみでなく、デザイン的観点からでも権利化(パクリ防止)の道があるというこです。

意匠は、特許に比べて権利範囲が狭くなることが多いですが、審査期間が短く(10ヶ月未満)費用も低廉(一般的に20万円未満)で、しかも、特許より権利期間が長い(登録から20年)という特徴を持っています。

さらに、また、意匠は、特許や実用新案との併存も認められていますから、特許や実用新案とともに出願することにより創作物のより強力な保護が可能になるとともに、特許を取得できなかった際の保険にもなります。

意匠は、特許ほど多用されていませんが、なかなか使えるスグレモノです。

特許がダメ出しされたとき、是非、意匠権の取得をご検討下さい!

静岡県士業種連絡交流会では、下記要領で一日無料相談会を開催致します。

日 時:平成24年2月4日(土)

時 間:午前10〜午後3時

場 所:<西部>浜松市市民協働センター2F研修室,<中部>ペガサート7F,<東部>ブケ東海1F

相談に応じる士業は、弁理士、弁護士、税理士、司法書士、公認会計士、土地家屋調査士、社会保険労務士、不動産鑑定士の8士業です。

わたくし弁理士・居藤は、浜松市市民協働センターで終日弁理士相談員として特許、実用新案、意匠、商標など、知的財産に関する相談に応じます。

予約は不要ですので、直接、会場にお越しください。

皆さまのご来場をお待ちしております。

昨日は、新商品開発に関する相談を2件お受けしておりました。

新商品開発に関する相談は、大別すると、構想段階での相談と商品が殆ど完成した段階での相談の2種類があります。

ちなみに、昨日の相談は前者と後者が1件ずつでした。

これまで、たくさんの新商品に関する相談や特許出願をお受けしてきましたが、

その後ヒットする商品の数々には最大公約数的な条件というか共通項があるようです

世の中にない商品や、今まで手掛けてきた商品とは異なる商品を「自社商品」と呼べるまでに造り込むことは決して容易ではありません。

子供を産んだ経験のない私が言うのも憚られますが、昨日相談を受けた後者の商品は正に最後の産みの苦しみの段階です。

何とか、「自社商品」としてモノにして頂きたいと願うとともに少しでも「産みの苦しみ」を和らげる助産師でありたいと感じた一日でした。

昨日受領した特許庁からの本年最初の通知は、2通の商標登録査定でした。

幸先いいですね!

今回登録査定を頂いた2つの商標登録出願は、いずれも少々重たい拒絶理由を指摘されていたものですが、出願人様にとっては売れ筋商品の商標でもあるので、何としても商標登録が必要な案件でした。

特許庁審査官には、私どもの主張を受け入れて頂き心から感謝です。

出願人様にも大いに喜んで頂きまして、私としても弁理士冥利に尽きます。

この瞬間に、弁理士業の止まない魅力の一つがあります。

私は、今年はまだ仕事らしい仕事はしておりませんが、一仕事終えた充実感と達成感を味わった一日でした。

今日も一日、弁理士業の止まない魅力を求めて頑張ります!

新年、あけましておめでとうございます。

新年があけて、10日にして初ブログです。

実は、開業以来(6年?)使用してきたパソコンを年末に新調しまして年始にセットアップしたのですが、

それがなかなか思うようにセッティングできず、先週末やっとの思いで完了。

で、この3連休は、遅れた仕事を挽回しておりました。年始早々、疲れました。

ふと気づくと、世間では昨日はどうも「成人の日」だったらしい。

私も、今から20年前めでたく「成人の日」を迎えていたのですが、当日はバイトをしておりました。

バイト先に成人式を終えた晴れ着姿のバイト先の社員の方が来ているの見て、自分も地元に帰って「成人式に出た方が良かったかな」と少し後悔したことを覚えております。

あれから、ちょうど20年。

昨日私は、めでたく2回目の成人の日を迎えた訳ですが、祝ってくれる奇特な方がいる筈もなく...

でも、2回目、3回目の成人式があってもいいですよね。

 

謹賀新年

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新年、あけましておめでとうございます。

旧年中は、居藤特許事務所をご利用いただきまして誠にありがとうございました。

居藤特許事務所は、本年も皆様にとって物理的にも精神的にも最も身近で頼れる知財専門家であることを旗幟として邁進して参ります。

本年も、居藤特許事務所を何卒、宜しくお願い申し上げます。

 

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