Vol.158<ビジネスモデルを守る(後編)>|静岡浜松 居藤特許事務所 新着情報
2014/10/27
Vol.158<ビジネスモデルを守る(後編)>
体調を崩したりして久しぶりの更新です。
さて、ビジネスモデルを守る方法についてですが、
コンピュータシステムとは無関係なビジネスモデルをそのまま権利化することは困難ですので、
そのビジネスモデルに必要な「物」や「方法」で権利取得を考えます。
例えば、自動車の夏用タイヤを冬用タイヤにユーザの自宅で交換するサービスを思い付いたとします。
このサービスは、ユーザの自宅に行くことになりますので、駐車スペースや機動力を考えて自身は自動車よりもバイクで動き回った方が効率的かもしれませんね。
この場合、仕事に必要な道具類をどう持ち運ぶかや、一度のジャッキアップで4輪の交換をできないか、
そもそもジャッキアップなしでタイヤ交換できないか、などなどユーザの自宅で効率的に作業を行うための手法や道具を考えます。
そのように考えると色々案が、つまり発明が出て来ます。
新しいビジネスであれば、必ず出て来ます。
これらについて特許、意匠、商標などを取得していけば、
ビジネスモデル自体を権利化できなくても、そのビジネスに必要な「物」を権利化することによって
実質的にそのビジネスモデルを守ることも可能になってきますね。